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日本ではフロイトやユングの名前はよく知られていますが、同じ時代に生きたオーストリアの精神科医であるアルフレッド・アドラーの名前はあまり知られていません。 本書ではアドラー心理学の見地から、どうすれば幸福に生きることができるかという古くからの問いにアドラーがどのように答えようとしているかを明らかにし、どのように生きていけばいいのかという指針を示しました。 1999年刊行、世界に衝撃を与えた「岸見アドラー学」の原点。『嫌われる勇気』共著者・古賀史健氏推薦! 累計発行部数28万部突破。2024年5月、価格改定重版出来! 第一章アドラーはどんな人だったか ■背景 ■医者になる決心 ■社会主義への関心と結婚 ■フロイトとの出会いと別れ ■個人心理学の誕生 ■軍医として参戦 ■教育への関心 ■アメリカへ ■その死 ■アドラー心理学のその後 ■普通の人々への関心 ■アドラーの著作 ■アドラーの英語 第二章アドラー心理学の育児と教育 ■育児と教育の目標 ■対人関係の中で考える ■「どこから」ではなくて「どこへ」 ■行動の目的 ■どう対処するか ■罰しない ■復讐と無能力の誇示 ■適切な行動に注目する ■ほめるのではない ■勇気をくじかれているということ ■劣等感と劣等コンプレックス ■優越コンプレックスと劣等コンプレックス ■普通であることの勇気 ■勇気づけ ■「存在」への勇気づけ ■まず課題を分離するということ ■共同の課題 ■結末を体験する ■見守るということ ■優しくきっぱりと 第三章横の関係と健康なパーソナリティ ■対等の横の関係 ■言葉による問題解決 ■競争と縦関係 ■自己受容 ■他者信頼 ■他者貢献 ■どの条件も欠くことができない ■他の人のことが考えられるということ 第四章アドラー心理学の基礎理 ■ギリシア哲学とアドラー ■行動の目的としての善 ■人は自分が意味づけした世界に生きている ■人生の課題から逃れているとき ■決定論に反対する ■自分が決める ■個人の主体性 第五章人生の意味を求め ■人生の意味は自分で決める ■他人を気にしない ■失敗を恐れない ■私は他の人の期待を満たすために生きているのではない ■今したいことをしているか ■責任について ■他の人は私の期待を満たすために生きているのではない ■自立について ■言葉を重視する ■わからないと思って付き合う ■自分が人生を創っている ■楽観主義と楽天主義 ■できることから始めよう
レビュー(209件)
アドラーの生い立ちから入ることで、なぜ、このような考え方が必要だと考えるようになり、自分にも当てはめやすかったです。
注文後、直ぐに発送していただけました。また機会があればよろしくお願いします。
アドラーと言うより
著者の見解(自己啓発本)という感じで読むのが苦痛でした。
難しいのではなく、説明が下手くそ
著者の岸見氏はアドラー心理学の研究においては著名な方なのかもしれないが、作家としては三流と言わざるを得ない。 アドラーのように平易な言葉しか使ってはいないが。。。 まず一文がやたら長く、何を言いたいのかわからない部分がある。学生の小論文でもまずチェックされうるレベル。 とにかく不親切。わかっている人のための説明。それじゃ「入門」の意味がない。「フロイトとエディプス・コンプレックスについて対立した」となっているが、エディプスコンプレックスって何よ?「劣等感と劣等コンプレックス」という言葉が使われているが違いは何よ? そして説明が下手くそ。例えば「私の家は親が二人とも働いてますから…」親ってだれのこと?岸見氏の親?それとも自分自身のことを指している?内容的に自分のことを指しているようだが、誤解のないように「私と妻は共働きのため…」などと表現するべきでしょう。 岸見氏は頭の中で理解していることを言葉にするのが苦手な方なんだと思います。
お手頃
文庫本でどこでも読めて、お値段もお手頃。