【輸入盤】クラリネットとピアノのためのオペラ幻想曲集 ルイージ・マジストレッリ、クラウディオ・ブラッコ
パリで流行したアリアをクラリネットにアレンジ
フリードリヒ・ベア:クラリネットとピアノのためのオペラ幻想曲
ルイージ・マジストレッリ(クラリネット)、クラウディオ・ブラッコ(ピアノ)
珍しいクラリネット・レパートリーに精通した名手マジストレッリが、パリで活躍したドイツ人フリードリヒ・ベアの幻想曲ほかをレコーディング。クラリネットの表現力を十分に生かすために考え抜かれたかなり難しい技術的パッセージを含む選曲基準となっており、中にはクラリネット2本による「コリントの包囲」序曲という変わり種もあります。ブックレット(英文)にはマジストレッリ自身による詳細な解説が掲載されています。
フランスのベア
フリードリヒ・ベア(Friederich Berr)[1794-1838]は、若い頃にフランスに移り住んでフレデリク(Frédéric)と名を変え、吹奏楽団のファゴット奏者を経て、パリ音楽院で作曲とクラリネットを学び、やがてパリ音楽院クラリネット教授となり、パリのオペラのオーケストラではクラリネット奏者フレデリク・ベルとして活動。作品の出版もおこないながら亡くなるまでパリで過ごし、レジオンドヌール勲章まで授与されていますが、ここではドイツ語の方の名前で記載しておきます。ちなみにほぼ同時代に、同じクラリネット奏者兼作曲家として、ヨハン・ヨーゼフ・ベーア(Beer、ベルリンのベーア)[1744-1812]と、フランツ・ヨーゼフ・ベーア(Bähr、Bär、Behr、ウィーンのベーア)[1770-1819]がいて紛らわしくなっていますが、ベアの活動場所はフランスだったので区別は容易です。
万全の選曲
パリの歌劇場や音楽院で活動していたベアは、同地の名士であるロッシーニの知己を得て、その成功作のアリアなどを編曲したり幻想曲に仕立てたりしますが、同時期に人気を博していたオベールのオペラについても幻想曲を書いています。このアルバムでは、ロッシーニ由来作を3曲、オベール由来作を2曲、自作独奏曲2曲、自作の指導的変奏曲を1曲収録しています。ベアは、2つのクラリネット協奏曲、多数のクラリネット二重奏曲、11のアリア変奏曲、11の独奏曲、28の幻想曲、吹奏楽のための約500の楽曲や編曲を遺しており、このアルバムではマジストレッリが良いものをチョイスして演奏しています。
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演奏者情報ルイージ・マジストレッリ(クラリネット)
1961年、ミラノ近郊のサン・ステファノ・ティチーノに誕生。ミラノ音楽院で学んだのち、ディーター・クレッカー、カール・ライスター、ジュゼッペ ガルバリーノのマスタークラスを受講。
ジェノヴァとストレーザなどのコンクールで入賞後、イタリア、スイス、マルタ、オーストリア、ベルギー、ユーゴスラヴィア、チェコ、フランス、スペイン、ラトヴィア、リトアニア、ポルトガル、ルーマニア、アフリカ、インド、ドイツ、フィンランド、イスラエル、カナダ、メキシコ、アメリカ、韓国、ロシア、中国、日本など世界各地で活動。国際クラリネット協会のイタリア支部代表を20年以上務めています。
CDは、Brilliant Classics、Bayer、Talent、Camerata Tokyo、Gallo、Urania、Centaur Records、Da Vinciなどから発売。
クラウディア・ブラッコ(ピアノ)
ミラノのG.ヴェルディ音楽院でチェンバロを学び、ディプロマを取得。その後、エミリア・ファディーニとアレクサンダー・ロンクイッヒの1年間のクラスを受講し、ポルトグルアーロ大学院国際コースでマリアン・ミカとコスタンティン・ボジーノに師事、ローマのサンタ・チェチーリア国立音楽院ではフェリックス・アーヨに師事して室内楽の学位を取得。その間、数多くの国内外コンクールに参加して入賞。ソロと室内楽の両方で活動し、1994年以来、コーモ音楽院の室内楽教授を務めています。
CDは、Brilliant Classics、Bayer、Talent、Gallo、Urania、Da Vinciなどから発売。
ラウラ・マジストレッリ(クラリネット/「コリントの包囲」序曲)
ミラノのG.ヴェルディ音楽院でプリモ・ボ
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