安部公房(1924年から1993年)作家
小説だけでなく戯曲、映画、放送の世界から劇団の主宰に至るまで活躍し、ノーベル文学賞候補として世界的な評価も高い安部公房。本書は、公私に及ぶ行動を仔細に追い、周囲との影響関係をどう作品へ結実し、またその痕跡をどう消し去ったかをたどる第一人者による決定版評伝。
はしがきーー消しゴムの痕跡から
第一章 小説家になるまで
1 家系と生い立ち
2 詩人から小説家へ
第二章 芸術・政治運動から大衆へ
1 芸術運動と政治運動
2 サークルから大衆へ
第三章 メディアを横断する活動
1 安保闘争と死者の変貌
2 「練り直し」の中での「記録」の追求
3 “転向”と初期作品の書き換え
4 一九七〇年代への助走
第四章 安部公房スタジオの時代
1 万博から西武へ
2 第一期安部公房スタジオ
3 第二期安部公房スタジオ
第五章 隠棲とワープロ
1 箱根を拠点とした活躍
2 闘病から「私小説」へ
参考文献
あとがき
安部公房略年譜
人名・事項索引
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