本書は,さまざまなSF(サイエンス・フィクション)作品に登場する技術,存在,現象などが実際のところ「実現可能か?」を探るために編まれました。
もちろん,あくまでも空想にすぎないSFの中の技術が実現可能かどうかは,本来問われる点ではありません。しかし科学の発達によって,本当に実現したものや,実現が目前に迫っているものが出てきています。その一方で,現実の厳しい“壁”にはばまれているもの,理論上は可能であるけれども,どう実現するかまではわかっていないものもあります。
実は多くの著名な科学者がSFに大きな影響を受け,自身の研究活動に生かしていると語っています。一方,SF作家は日々ぬり替わる科学的成果を横目に見ながら新たな空想の物語をつくり出しています。科学とSFは,共に影響しあいながら人類をまだみぬ高みへと押し上げているのです。
本書には,みなさんが一度はみたことがあるはずのSFがたくさん登場します。本書を手に取り,その科学的な背景に触れたうえで,再度その世界観に浸ってみてはいかがでしょう。
1.空想から生まれたテクノロジー
『ミクロの決死圏』
『インセプション』
『スノウ・クラッシュ』
Column 1 念じるだけで仮想世界を自在につくれる未来
『攻殻機動隊』
『マイノリティ・リポート』
Column 2 すでにあたり前になった,SFが予言した未来技術
SFでえがかれた技術と作品1
2.AI・ロボットと人間は共存可能か?
『2001年宇宙の旅』
『エクス・マキナ』
『ウォー・ゲーム』
『ロボコップ』
SFでえがかれた技術と作品2
3.もはや空想ではない宇宙SFの世界
『オデッセイ』
Column 3 火星は近くて遠い惑星
『レッド・マーズ』
『コンタクト』
『インターステラー』
SFでえがかれた技術と作品3
4.生命はSFのように進化する?
『猿の惑星』
Column 4 人工冬眠でも老化は完全には止められない
『進撃の巨人』
『パラサイト・イヴ』
『フェノミナン』
SFでえがかれた技術と作品4
5.科学の威力を再認識! これぞSF
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
『マトリックス』
『ブレードランナー』
『ガンダム』
『ジュラシック・パーク』
Column 5 タンパク質を設計する生成AI「ESM3」
『TENET』
『ゴジラ×メカゴジラ』
SF作家・作品の系譜
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