日本の高齢者が、亡くなった大切な人とのつながりをいかに意識し、
この死者に対していかなる行動をみせているかについて分析し、
生者と死者を結ぶネットワークの構造やその具体的な様相を明らかにした。
生者と死者とのつながりが今もなお残っていると推測される日本の村落社会に注目し、
フィールドワークで得られた対象者の個人史や語りの中でリアリティとして現れる、死者とのつながりを探る。
また日本的死者観を西洋文化とも比較し、日本における死者とのつながりの特徴も明確にした。
序 章
第1節 この本の概要
第2節 研究対象
第3節 この研究の方法について
第1章 つながり
第1節 つながりの構造および機能〜本研究の理論的背景〜
第2節 異界とのネットワーク〜生者と死者を結ぶネットワークの構造〜
第3節 生者と死者との関係性をめぐって
第2章 村落社会における生者と死者のつながり〜主に大正生まれ世代を対象としたフィールド調査の視点から〜
第1節 死者と生者の相互作用〜フィールドワークからみえたもの〜
第2節 異界とのネットワーク〜生者と死者とのつながりの有様および構造〜
第3節 各世代の目でみた死者〜アンケート調査を中心に〜
終 章
第1節 この研究の意義と限界
第2節 東と西の間をまたいで〜東西の相違点および共通点に関する一考察〜
第3節 おわりに
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