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歴史の闇の中であっても輝きを放つ、「敗れざる者たち」の矜恃とはーー? 蟹工船の乗組員の谷は、内務省の役人・クロサキに雇われ、“プロレタリア文学の旗手”と称される小林多喜二の取材を受けることに。 だが現れた多喜二は、驚くほど気さくな青年だった。 仕事を早く終わらせたい谷は多喜二の尾行を始めるがーー(「雲雀」)。 特高に監視されながらも川柳で時代と闘う鶴彬。 “消えた”記者の謎を追う満鉄社員の志木裕一郎。 稀代の哲学者・三木清。 信念を貫き続ける彼らに、クロサキの影が迫る。 累計130万部突破「ジョーカー・ゲーム」シリーズの著者が令和の世に問う、 輝ける男たちを描いた希望と感動のスパイ・ミステリ。 雲雀(ひばり) 叛徒(はんと) カサンドラ 赤と黒 解説 森 絵都
レビュー(11件)
作者買いした文庫です。ページ数も280ページ程度で少ないので、読みやすいと思います。作者さんの他の作品もオススメです。