- 13
- 3.75
路上、電車、学校、オフィス、トイレなど、日本の公共空間にはびこる〈マチズモ=男性優位主義〉の実態を男性ライターが取材&徹底検証! ジェンダーギャップ指数、先進国でぶっちぎりの最下位ーー「関係ない」はもうありえない。 夜道を歩くことの恐怖、通学・通勤中の痴漢被害、発言権を奪われる不条理……最も身近な日常の場面から、変わらないこの国の「体質」をあぶり出す。 【目次】 一章 自由に歩かせない男 二章 電車に乗るのが怖い 三章 「男/女」という区分 四章 それでも立って尿をするのか 五章 密室に他人が入り込む 六章 なぜ結婚を披露するのか 七章 会話に参加させろ 八章 甲子園に連れて行って 九章 体育会という抑圧 十章 寿司は男のもの? 十一章 カウンターと本音 十二章 人事を握られる おわりに 文庫版あとがき 解説 金原ひとみ 【著者略歴】 武田砂鉄(たけだ・さてつ) 1982年、東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年よりライターに。15年『紋切型社会ーー言葉で固まる現代を解きほぐす』で第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。他の著書に『今日拾った言葉たち』『父ではありませんが 第三者として考える』『なんかいやな感じ』などがある。週刊誌、文芸誌、ファッション誌、ウェブメディアなどの媒体で連載を多数執筆するほか、近年はラジオパーソナリティとしても活動の幅を広げている。
レビュー(13件)
逆差別だと言わられても怯むな女性
ともかく面白いし自分の価値観に確信を持った、私も常々 なんだろう?と思っていた 同窓生のLINEで女性に意見を求めても言わない、グループLINEで個人LINEで話しても迷惑がられるなど うっすら分かっていたつもりだったがハッキリ見えて来た。今こそ女性が価値観のバージョンアップをと願う。この本特に女性の方に読んで欲しい。