玉手箱から煙が漏れ出す
茶碗が人形を運んで走る
皿から幽体離脱
壺が手招きしてくる
どこまでも使えない、人を食った陶器たちの全貌が明らかに!
本書に登場する陶器は、あたかも普通の陶器のように見えるだろう。
繊細な絵付け、高度な技術や色づかいは名高い産地のものを彷彿とさせ、複雑な装飾は美しい……
が、邪魔なことこの上ない。つまるところどれもまったく実用に適さないのである。
にもかかわらず、フクモ陶器は我々の心をとらえて離さない。
特別附録「袋とじ秘仏」
巻頭グラビア
わたしとフクモ陶器の出会い
入門編
無用性の分類/通過系/主体系/束縛系/邂逅系/離脱系/時空系/増殖系/ニュー骨董/謎の物体
応用編
各地の風習と結びつくフクモ陶器
◉奇妙な芸事 フューチャー茶道/フューチャー盆栽/幻の書道・書かず道/ニュー神楽
◉甦る伝統陶器 十谷焼/奇妙な織部
◉幻の祭 六甲借景祭壇/六本祭/パイン開きの儀
◉伝説の土産物 龍宮/冥土/各処土産
コラム 絵付け解放運動/食卓を彩るフクモ陶器の世界/フィギュア大集合
寸法比較表
あとがき
特別附録 袋とじ秘仏
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