世界でもトップレベルの医療制度・技術を誇る日本の子どもたちは、病気で死ぬことが激減している。しかし、一方で高度に発展した社会において、子ども、特に乳幼児は自らの力で適応することが未熟でありながら、護るべき社会と大人に背を向けられ、時として攻撃の対象になってしまう。本書は、乳幼児の心と身体を理解し、さらに早期における問題の発見と解決のための乳幼児と家族への支援を、乳幼児精神保健という概念の理解をはかりながら、実践的、理論的に詳述している。乳幼児を親や家族、地域とともに育て、誤る存在である看護と、関連領域の専門職が双方のパートナーシップの中で効果的な育児支援を実践するための手がかりを示すものになるであろう。
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