時間とは実に不思議なもので、当たり前のように身の回りにあるのに、その正体を知ろうとしても、どうにも雲をつかむようで判然としません。 そんな時間を語るとき、一つの視点は自然科学、とりわけ物理学の知見から論じるものです。それ以外にも、心理的な時間や生物的な時間など、私たちが時間を感じることのメカニズムには、さまざまな要素があります。 そうした時間ですが、その中でも、この本は前者の物理的な時間について語っています。相対性理論における時間、量子論における時間、そして、統計力学における、エントロピーと時間などについてです。 そのあとに、主観的な時間についても触れられていますが、本書のメインは物理的な時間にあると思われます。そうしたことに興味があれば、本書を読むのも、知的刺激があるのではないでしょうか。,科学の専門書を読む前に何が面白いか、現在注目されているのが何かを知っておくのはこのようなレベルの本が丁度よい。こんな本を読んでからなぜそうなるかを専門書で確認していけばいい。,物理学的な素養がないと、少々難しいかもしれません。哲学との絡みも有り、なかなかピンときませんでした。ただ、時間というものに対し、これまでと違う考え方をするきっかけにはなりました。,タイトルや帯を見て期待していたが、余り面白くなかった。,時間論を易しく解説してくれる。とても面白かった。知的興奮を求める人は是非!
レビュー(81件)
物理的なっ時間論です
時間とは実に不思議なもので、当たり前のように身の回りにあるのに、その正体を知ろうとしても、どうにも雲をつかむようで判然としません。 そんな時間を語るとき、一つの視点は自然科学、とりわけ物理学の知見から論じるものです。それ以外にも、心理的な時間や生物的な時間など、私たちが時間を感じることのメカニズムには、さまざまな要素があります。 そうした時間ですが、その中でも、この本は前者の物理的な時間について語っています。相対性理論における時間、量子論における時間、そして、統計力学における、エントロピーと時間などについてです。 そのあとに、主観的な時間についても触れられていますが、本書のメインは物理的な時間にあると思われます。そうしたことに興味があれば、本書を読むのも、知的刺激があるのではないでしょうか。
専門書の前に
科学の専門書を読む前に何が面白いか、現在注目されているのが何かを知っておくのはこのようなレベルの本が丁度よい。こんな本を読んでからなぜそうなるかを専門書で確認していけばいい。
物理学的な素養がないと、少々難しいかもしれません。哲学との絡みも有り、なかなかピンときませんでした。ただ、時間というものに対し、これまでと違う考え方をするきっかけにはなりました。
タイトルや帯を見て期待していたが、余り面白くなかった。
目からウロコ
時間論を易しく解説してくれる。とても面白かった。知的興奮を求める人は是非!