メタファー学とは、メタファーという観点から、哲学のみならず、神学・科学・文学・芸術などを横断的に叙述する新機軸の思想史である。その意図は、哲学の発生や人間の生の理解を根源的に考察しようとするところにある。概念的な規定とは一線を画した斬新な学知の光景がそこには広がっている。膨大な学殖に基づく知性の奔流を堪能し、その構想の全体像を俯瞰できる格好の案内書。
序論
第1章 「真理の力」の隠喩法
第2章 真理の隠喩法と認識の実効的機能
第3章 真理のイメージについての術語論的・メタファー学的横断面
第4章 「裸の」真理の隠喩法
第5章 「未知の土地」と「未完の宇宙」-近代的な世界経験のメタファー
第6章 背景隠喩法としての有機体と機械
第7章 神話と隠喩法
第8章 メタファーとその術語化ー「真理らしさ」から「蓋然性へ」
第9章 宇宙論のメタファー化
第10章 幾何学のシンボルとメタファー
訳者梗概
訳者解題 思想史の愉悦
索引
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