本書は、量子論の基礎と本質をきちんと、しかし易しく解説した新しい量子論の教科書。通常の量子論の入門書とは全く逆に、普遍的で一般的な基本原理から始めて、それを具体化し、個々のケースへの応用例に向かうという、いわば川上から川下へ向かう方向で解説していく。これにより、一般の量子論の中で自分が今どこを学んでいるかを常に把握しながら学べるし、先に進むたびに知識を修正する必要もなくなる。そして、易しく丁寧に解説をしたので、このような川上から始める書き方をしたにもかかわらず、全くの初心者や、高校で物理をやらなかった学生でも読める教科書になっている。
レビュー(18件)
初学者にとっては難しく感じるかもしれませんが、ブラケット表式の量子力学にある程度慣れてきたけどまだ知識の整理がついていないという人にぴったりの本です。量子力学の計算ができるようになるための本ではなく量子力学の基盤となる部分への理解を深めるための本だと思います。
量子論を独学でとおもったけど・・・
一応、量子化学にはなれたつもりなのですが 一般的な量子論とはなんぞやと思い、 評判も良かったので購入しました。 これまでに何種類か呼んでる中で、もっとも入りやすかったです。多少助長というか、何となくいいわけめいた部分があるんですが、なれると、それも大事なのがわかります。
文系にも理解できる~とあるが、できるのだろうか?東大生なら文系でもこれぐらいは難なく理解できるのかな? 内容としては、量子力学を本格的に学ぶ前にも十分得るものはあるでしょうし、一通り学んだ後でも、得るものはある本だと思います。