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「警備員ならどっちのエレベーターが止まっているか教えろってんだよ! 俺たちの金で警備してんだろ !!! 」 通行人にクレーム入れられ、現場監督に怒鳴られ、警察に注意され …… 。 「誰でもなれる」「最底辺の職業」と警備員自身が自嘲する “交通誘導員〞の実態を、笑いと涙で描き出す快作 喜びも笑いも涙もすべて路上にあり! 全国 60 万人の警備員の 40 %を占める「交通誘導員」を克明に描いた初めての作品 (警備員の小説はいくつかあります)。 同僚の多くは 70 代、超高齢化社会に進む現代ニッポンの縮図がここに。
レビュー(86件)
交通誘導員の仕事は、想像していた以上に大変なんだなぁと思いました。通行人や自動車に対して、絶えず気を配らなければならない、気の抜けない仕事なんだと。仕事の大変さは伝わってきたのですが、著者の背景が今一つわかりませんでした。ぼやっとしていて、その分、感情移入ができませんでした。少し残念な内容でした。
このシリーズはこの一冊からスタートしたと思い気になって購入。自分の親と同じ歳くらいの方が誘導していると時々涙が出そうになります。それでも頑張って働いているだけで尊敬に値します。
傑作❗
警備員の実態がよく書かれてる。 自分も経験があるんであの悲哀、よく分かる。 これが日本の社会だ❗ ただ、警備員経験がない方には?か
以前、警備会社の社長さんからお話しを聞く機会があり警備業に関心があったので購入してみました。社長さんがメンタル対策が大事と言っていた意味がこの本を読んでよく分かりました。警備員は誰でもできるというイメージがありますが、警備員としての責務を果たそうとすると相当な忍耐が必要なことになります。工事現場等で直接住民やクルマの運転手と接し、苦情を受けるのは彼らなのでトラブルを起こさないことがまず大事です。また、工事施工をしている作業員とも良好な関係を築くこともトラブル回避の意味で大事です。また、意外と大変なのが警備員の同僚のとの関係です。同僚とお互いに共通の理解がないと交通整理をスムーズに行うことができず大変な事態を起こしてしまいかねません。しかし、この業界は何かとクセがある方々が多いようなので大変なのが実態のようです。確かに身体はもちろんですが精神的にもきつそうです。日々工事が順調に進んでいるいるのは彼らのおかげでもあると思うと見方、接し方が変わりますね。ちなみに私はいつも挨拶しています。