武家から信頼の篤い蘭方医・久世に疑義を唱えたことで、凸橋家から召し放たれてしまった感九郎。父から勘当もされ、失意のうちに大川のほとりで得意の編み物をしていたところ、異形の男、寿之丞たちと出会う。成り行きから彼らの仕事「仕組み」を手伝ううち、感九郎のある能力が開花。そして召し放ちのきっかけを作った人物に接近する。その正体とは!? 江戸に実在した「編み物ざむらい」と異能集団が活躍する、新感覚時代活劇!
目次
第一章 感九郎、出会う
第二章 感九郎、編む
第三章 感九郎、まきこまれる
第四章 感九郎、ほどく
第五章 感九郎、さらにほどく
第六章 感九郎、泣く
第七章 感九郎、にじりよられる
第八章 感九郎、むすぶ
第九章 感九郎、冷や汗をかく
第十章 感九郎、悟る
第十一章 感九郎、編むが如く
レビュー(14件)
刺さりました!
編み物が趣味なので、タイトルに惹かれて購入しました。 テンポが良い物語で、ハラハラドキドキしながらすいすいと読み進めて…最後の最後で感動しました。 編み物を知っているからこそ刺さりました。 思わず泣いてしまいました。 これからも編み続けたいと思いました。 そして編むが如く…!
面白かったです
とても面白かったです。早くも続きが読みたいと思ってしまいました。
メリヤス
読みやすい文章で、楽しく読めました。私も少し編み物をするので、編み物が登場する小説というので、気になっていました。主人公の心情や状況を編み物にからめて解決案を練っていくという使い方が新鮮でした。特に、小説の最後の場面が好きです。人の一生を編み物に例えています。編み物をなさるかたなら、共感できるくだりではないでしょうか。 物語自体は展開がテンポ良く、ハラハラするところもありましたが、読み終えると、一緒に編み物をしたような癒され感もありました。何度も読みたい作品です。