日本の科学者2022年5月号 Vol.57(652号)
この特集は,2020年4月18日にオンライン開催された「日本科学者会議北陸地区合同シンポジウム」(以下「北陸シンポ」)での基調講演と4本の報告を掲載するものである.今回紹介する北陸シンポは,「今日的な住民自治の発展と日本の民主主義発展における住民自治の意義と問題点を概括,整理,討論し,人々の生活と権利を保障する地方自治のあり方を展望する」ことが求められているという認識のもと,「本シンポジウムを通して,厳しい環境変化の時代に,地域に生きるために必要な知識と知恵を発見」することをめざして行われた(北陸シンポ「企画趣旨」より).
《特集》
地域に生きる
─住民自治の意義と地域活性化の方向性
まえがき 後藤 智
言葉の玉手箱 後藤 智
地域に生きる
──憲法を暮らしの中に生かす地域づくり 岡田知弘
金沢市ガス・発電事業譲渡民営化問題 直江俊一
新型コロナウイルス感染症流行と地域医療構想の問題点 寺西秀豊
長野県厚生連佐久総合病院に改めて学ぶ地域医療活動 大浦栄次
放射性廃棄物管理政策と地方自治
──地域(北海道,若狭湾)の実情と関連づけて考える 小野 一
【コラム】ひとつの思考実験「ニュークリアー・シルバー・ビレッジ」
──課題共有と議論のための手がかりとして 小野 一
【コラム】高レベル放射性廃棄物処分と市民意識 由田昭治
富山県による有峰林道整備計画が
絶滅危惧種ハクバサンショウウオに及ぼす影響 増田準三,横畑泰志,澤田研太
【コラム】山県の林道有峰線整備計画
──市民と議会との連携で,ハクバサンショウウオの保全を 火爪弘子
【談話室】
ながら見守りで食から地域づくり
─団地再生の現場から考える 湯川まゆみ
【ひろば】
ロシアによるウクライナ軍事侵攻
─われわれに何ができるか 藤本和貴夫
【資料】
ロシア軍のウクライナ侵攻に反対する談話・声明
【資料】
ロシアの科学者,科学ジャーナリスト2000名以上がウクライナ侵攻にたいする「決然たるプロテスト」を表明
【ひろば】
ロシア軍事侵攻下のウクライナ科学界
E. クトリヤン,A. クレショフ
【資料】
ロシア学長団の声明(2022年3月4日)
【資料】
ウクライナ教育科学大臣らの声明
【ひろば】
独立警察監視機関とは何か
─そして,その意義とは 茶畑保夫
【ひろば】
311子ども甲状腺がん裁判提訴
─支援のお願い 井戸謙一
【本】
畑 明郎 著
『イタイイタイ病発生源対策50年史』
奥川光治
〈読者の声〉
〈科学者つうしん〉
〈編集後記〉(藤田公仁子)
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