【謝恩価格本】たたかう神仏の図像学 -勝軍地蔵と中世社会ー
お地蔵さま、軍神(いくさがみ)になる。 800年の時空を超えた図像と信仰
【内容紹介】 戦乱に明け暮れる中世社会。人びとは、仏法により正当化された武を奮い、平和と安穏を創造する神仏を希求した。軍神たる勝軍地蔵(しょうぐんじぞう)は、どのようにして誕生し、時代とともに変貌をとげながら、今日まで生きつづけたのか。列島各地に残る700点余の作例から、勝軍地蔵信仰の誕生と中世的世界観を読み解き、800年にわたる戦争と平和の歴史を辿る。
【目次】 序/1 「日輪御影」を読む(「日輪御影」〈多武峯談山神社所蔵「日輪御影」/附属史料は語る/応長・正和の多武峯合戦〉以下細目略/甲冑の異人/勝軍地蔵の入京)/2 勝軍地蔵の東漸(王城鎮護の地蔵/摂家将軍の武威/勝軍地蔵の鎌)/3 三つの円光ー太陽と月と星のシンボリズム(三光地蔵と三光の図像学/とり違えられた肖像/日輪信仰の世紀)/4 勝軍地蔵の図像学(異形の地蔵像/甲冑騎馬肖像画と勝軍地蔵/愛宕勝軍地蔵の図像学)/5 軍神論ー戦勝を担保するもの(互酬性という両刃の剣/もうひとつの戦争ー調伏と鎮魂/供犠と軍神ー血祭の系譜/手負う神仏ー軍神の戦争4)/6 水の神の変貌(矢取地蔵譚の水脈/水の神としての地蔵/湖東の水争いと矢取地蔵/羅城門の祈雨争い/水の神の変貌)/7 勝軍地蔵の八〇〇年(愛宕勝軍地蔵信仰の伝承圏/戦国大名、天下人たちの守護神/鎮城と火伏の神から近代戦争へ)/註/図表一覧
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