彼の切なさと自分の切なさは、似ている気がする。
転校生で成り上がりの養子ルイスが恋したのは、良家の子息の監督生で…。
名門校に馴染めず転校したルイス。監督生・エバンズの親切さと毅然たる物腰は、前の学校を退学する決定的な原因を作った人物と通じるものだった。
良家の子息であろうエバンズは、貧しい家庭から叔父の跡取りとして養子になった自分の傷ついた心と劣等感を刺激する。
そんな彼と、意外な場所で遭遇することに。
裏の顔があるに違いないと思っていたエバンズの複雑な家庭環境、生い立ちに触れ、ルイスの頑なな思いは次第に解け始めるのだが…。
レビュー(2件)
大好きなイラストレーターさんがぴったりで良かった。夢乃先生の優しい文章が安定の甘々と切なさを引き立ててます。おすすめです。
「倫敦夜啼鶯」のスピンでした
以前読んだ夢乃先生の「倫敦夜啼鶯」がとても好きだったので、今回も同じ「倫敦」だしと思って購入したら、なんと「倫敦夜啼鶯」のスピンでした。あらすじ紹介には書いてなかったので、嬉しい驚きです。あの小さかったサミィが立派になって・・・今回もとても気に入りました。前の本でも出てきた「糖蜜のサンドイッチ」や「子守歌」の使い方がすごく素敵に感じます。ルイスの家族がどうなったか後日譚が読みたいので、また、同じ時代の倫敦の話を書いてくれないかなあ。