【POD】うたいつくして 遺聞 都々一坊扇歌(下)
天保時代の前後,寄席の世界で大人気を博した都々一坊扇歌。
その生涯を連作形式で描いた抒情譚。(同名小説の絶版本「うたいつくして 遺聞 都々一坊扇歌」-発行所 パレード 発売所 星雲社ーの加筆連作集。絶版本は江戸追放となった扇歌が寄寓先の常陸府中で頓死する”晩年”の断章。今作は,その一部修正を含む”生涯”を連作形式で扱ったもの。)
1章 ぐれ宿どどいつ:幼少期,放浪期,江戸でのぐれ宿暮しを経て,音曲咄の師匠に弟子入りする。
2章 街歌の流れに:独自の都々逸づくりの日々。
3章 大坂しぐれ路:天保の改革での寄席規制により江戸を離れ,大坂に活路を求める。
4章 どどいつまくら:改革終焉後,江戸に戻り再起を賭け,寄席の寵児となる十数年。46歳の秋,高座での唄が幕政批判とされ江戸追放になる。
5章 うたいつくして:慕う姉の婚家先,府中(石岡)の旅籠屋での寄寓の日々と,頓死まで。
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