30代女。別の本でビスマルクとタレーランについて興味を持ち、もっと知りたいと思ってこの本を購入しました。 特にタレーランについて知りたかったのですが、ビスマルク8割、ド・ゴール1.5割、タレーラン0.5割といった比率でちょっと残念でした。 それでも外交に全く疎い私でも、3人がそれぞれの時代に確立すべく奮闘したリアリズム外交について、とてもわかりやすく知ることが出来る本でした。 ここに記載されている現代日本の状況は、日本人として悲しいかな全くその通り。彼らの様に優れた(天才的な)外交家の登場に期待が持てないのも悲しいですね。 これだけ国際関係が複雑化し、物流や情報等他国との関係無くして成り立たない現代においても、パワーオブバランス理論を実現出来るのか?バランサーとして機能出来る優れた国が存在するのか?ド・ゴールがフランスを鼓舞し続け国民がプライドを保つことが出来たように、日本人も(今更ながら)自国にプライドを持つことが出来るのか? 初心者ながら、深く考えさせられました。日々目にする国際ニュースが、これまでと違った目線で観れそうです。 タレーランについてはやはり消化不良だったので、改めて別の書籍を探したいと思います。,世界史に詳しくないので勉強のため購入。 大半がビスマルクについて書かれています。 バランスオブパワーやリアリズムと、 今の世界で起きている出来事にも 通じる内容になっています。,激動のヨーロッパ、二つの大戦を経てなお、独仏両国が大国として存在し得たのは、傑出した外交家の活躍があったからだ。奇人と言われるまでに個性的な3人の外交家が、徹底的なリアリズム外交戦略によって国家のサバイバルを目論む。強烈な異彩を放つ3人の生涯を通して、国家存亡の歴史が小気味よく切り取られていく。膨大な資料に裏打ちされた緻密な歴史書であるとともに、痛快な一級品の歴史文学でもある。間違いなく、読み応えのある一冊。,ワクワク刺激的な充実した本だった。 年表や教科書でしか知らなかったヨーロッパ史が、3人の外交賢人の活躍とその傑出した人柄を通じて(もしくは傑出した3人の外交思想がヨーロッパ史を通じて)、生き生きと分かりやすい文章で簡潔に描写されている。そのため、読んでいてタイトルから受ける印象よりもずっとワクワク楽しかった。ドゴールについてはただ元将軍だった大統領というイメージしかなかったが、「フランスが貧しいからこそ、卑屈になることを拒否する」とは! 事柄史でも伝記物でもなく、主題はあくまでも外交。自分とは全くの別世界だと思っていた「外交」と「国」について考えさせられる刺激的な本だった。,とても読みやすかったです。タレイランについては詳しく知らなかったので新鮮でした。ナポレオン戦争によって欧州全土に混乱を生じさせたにもかかわらず、フランスは領土保全に成功し、賠償金も取られていない。確かにそうなのです。またメッテルニヒ体制と呼ばれるオーストリア外相にも興味が出てきました。組織のありようや人付き合いにも応用できそうです。
レビュー(10件)
初心者にもわかりやすいリアリズム外交の解
30代女。別の本でビスマルクとタレーランについて興味を持ち、もっと知りたいと思ってこの本を購入しました。 特にタレーランについて知りたかったのですが、ビスマルク8割、ド・ゴール1.5割、タレーラン0.5割といった比率でちょっと残念でした。 それでも外交に全く疎い私でも、3人がそれぞれの時代に確立すべく奮闘したリアリズム外交について、とてもわかりやすく知ることが出来る本でした。 ここに記載されている現代日本の状況は、日本人として悲しいかな全くその通り。彼らの様に優れた(天才的な)外交家の登場に期待が持てないのも悲しいですね。 これだけ国際関係が複雑化し、物流や情報等他国との関係無くして成り立たない現代においても、パワーオブバランス理論を実現出来るのか?バランサーとして機能出来る優れた国が存在するのか?ド・ゴールがフランスを鼓舞し続け国民がプライドを保つことが出来たように、日本人も(今更ながら)自国にプライドを持つことが出来るのか? 初心者ながら、深く考えさせられました。日々目にする国際ニュースが、これまでと違った目線で観れそうです。 タレーランについてはやはり消化不良だったので、改めて別の書籍を探したいと思います。
世界史に詳しくないので勉強のため購入。 大半がビスマルクについて書かれています。 バランスオブパワーやリアリズムと、 今の世界で起きている出来事にも 通じる内容になっています。
外交の神髄はこれだ
激動のヨーロッパ、二つの大戦を経てなお、独仏両国が大国として存在し得たのは、傑出した外交家の活躍があったからだ。奇人と言われるまでに個性的な3人の外交家が、徹底的なリアリズム外交戦略によって国家のサバイバルを目論む。強烈な異彩を放つ3人の生涯を通して、国家存亡の歴史が小気味よく切り取られていく。膨大な資料に裏打ちされた緻密な歴史書であるとともに、痛快な一級品の歴史文学でもある。間違いなく、読み応えのある一冊。
大変満足、充実した新書
ワクワク刺激的な充実した本だった。 年表や教科書でしか知らなかったヨーロッパ史が、3人の外交賢人の活躍とその傑出した人柄を通じて(もしくは傑出した3人の外交思想がヨーロッパ史を通じて)、生き生きと分かりやすい文章で簡潔に描写されている。そのため、読んでいてタイトルから受ける印象よりもずっとワクワク楽しかった。ドゴールについてはただ元将軍だった大統領というイメージしかなかったが、「フランスが貧しいからこそ、卑屈になることを拒否する」とは! 事柄史でも伝記物でもなく、主題はあくまでも外交。自分とは全くの別世界だと思っていた「外交」と「国」について考えさせられる刺激的な本だった。
とても読みやすかったです。タレイランについては詳しく知らなかったので新鮮でした。ナポレオン戦争によって欧州全土に混乱を生じさせたにもかかわらず、フランスは領土保全に成功し、賠償金も取られていない。確かにそうなのです。またメッテルニヒ体制と呼ばれるオーストリア外相にも興味が出てきました。組織のありようや人付き合いにも応用できそうです。