超高齢化社会を迎えようとする現在、一つの新しい死に方と死に場所を模索した本です。それはあくまでも老人問題に限定したものであり、他人に強制するものでも、また心理的に圧力をかけようとするものでもなく、個々人の自由意思に基づく自己決定権をまさに自らの手に取り戻そうとするものです。一定の条件のもとにおける自由死(断食自然死や自分の意志による自己安楽死など)の権利は、社会的に認められるのか、といった問題を明確に提起し、この権利が社会的に認められることになれば、国はその権利をどう保証し実現すべきか、超党派的に国民皆で考えていく必要があるでしょう。
はじめに(杉本尚司の内政政策・外交政策)/西部邁氏の自裁死と自殺幇助をめぐって/一定の条件下での自由死の権利についての問題提起/安楽死・尊厳死・自殺幇助についての考察/グラフ/第1章 最後のセーフティ・ネットとは何か/第2章 自由死公認の国営老人村を提案する/第3章 うまく老い、安らかな死を迎えるための要件/第4章 社会保障費削減への一つの試み案/第5章 社会保障制度改革国民会議と私見/第6章 「死に方」についての考察/第7章 終末期医療の在り方と自由死(断食自然死や自己安楽死など)の権利について/おわりに/参考資料
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