明るい前途が目の前に広がっていくかのような、所謂ペトルチアーニ節でもある底抜けに陽気でスケールの大きなサウンドスケープ。まさにその真面目であろう「Pasolini」、コロコロとよく転がるアドリブに思わず天晴れの高速サンバ「Samba Des Prophetes」、師チャールズ・ロイド作の「Tone Poem」など、「なるほど爽快!」と大声上げて膝を打つ人気曲を収録。ほか、美しい和音を駆使しながらゆったりとスウィングする自作曲「I Just Say Hello」、エヴァンスの「Very Early」、ジョアン・ジルベルトが歌ったことでよく知られる伊太利小唄「Estate」などかなりバラエティに富んだ内容となっている。いくら何でも本作を聴けば、「エヴァンス派→リリカル≒どこか内気で湿っぽい」という杓子定規な捉え方を改めざるを得ないだろう。
Michel Petrucciani(p)
Furio Di Castri(b)
Aldo Romano(ds)
1982年3月〜5月ローマにてスタジオ録音
Disc1
1 : Pasolini
2 : Very Early
3 : Estate
4 : Maybe Yes
5 : I Just Say Hello
6 : Tone Poem
7 : Samba Des Prophetes
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