【POD】英語を基本としたスペイン語・ポルトガル語対比単語・文法書 1(基礎編)
熱帯農学の領域において、わが国にとって、一般的に、ラテンアメリカは対象とされていない。その主な要因としては、英語が通用せず、スペイン語でコミュニケーションを図らないといけない部分があるからであろう(ブラジルはポルトガル語)。実際、若干ながらも、日本語でも可能である日系社会は別であり、ラテンアメリカのフィールドを研究する方々の多くは、日系人の協力を得ている部分もある。 事実、スペイン語となると、英語、中国語、アラビア語等と同様、国連の公用語の一つであるが、わが国にとっては、大学センター試験には存在せず、実際、言語学・文学・考古学(メキシコ文明、マヤ文明、インカ帝国等)等の領域において使用されている程度であると推察する。 わが国では、スペイン語も含めて、理系領域においては未知な部分が多く、学界等でも評価対象にならない部分はあるが、この道の世界に入っていくことも面白い部分があるものと考えている。別ないい方をすると、人のやらないことに挑戦することも、一つのオリジナル性になっていくという考えである。 理系領域(筆者は農学・土壌肥料学となる)において、英語以外の第二外国語に精通するとなれば、ドイツ語(医学領域は必須だと思う)もしくはフランス語であろうが、現在、これらの領域も英語が主流であると聞いている。 筆者は、カルロス・テイシェラと佐和・テイシェラ共著である『スペイン語・ポルトガル語比較対象文法』(2010年、国際語学社より初版出版)にめぐり逢い、同書に魅了した。 そこで、英語をスタンダードとした形で、スペイン語とポルトガル語の単語・文法・表現等の対比書を作成したのが本書である。この目的は、我々にとって、未知な領域でもあるラテンアメリカにおける農業、土壌肥培管理による持続可能な農牧林生産に関する事項について、スペイン語やポルトガル語の専門書や書籍・文献等の理解を深められることを目的とした入門書である。本書Part I(基礎編)は、語学学習動機としての旅行写真等も含めて、高校1年程度の英文法修得事項におけるスペイン語・ポルトガル語基本単語・文法に焦点を置く(Part II:農牧林生産・土壌肥培管理研究実際編とする)。
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