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70年代後半から80年代にかけ、世界を股にかけ、未知の生物や未踏の秘境を求めた男たち。それが川口浩探検隊。ヤラセだとのそしりを受け、一笑に付されることもあったこの番組の「真実」を捜し求めるノンフィクション。当時の隊員たちは、どのような信念で制作し、視聴者である我々はこの番組をどのように解釈してきたのか。そして、ヤラセとは何か、演出とは何か。当事者の証言から、テレビの本質にまで踏み込む危険な探検録。
70年代後半から80年代にかけ、世界を股にかけ、未知の生物や未踏の秘境を求めた男たち。それが川口浩探検隊。ヤラセだとのそしりを受け、一笑に付されることもあったこの番組の「真実」を捜し求めるノンフィクション。当時の隊員たちは、どのような信念で制作し、視聴者である我々はこの番組をどのように解釈してきたのか。そして、ヤラセとは何か、演出とは何か。当事者の証言から、テレビの本質にまで踏み込む危険な探検録。
レビュー(24件)
プチ鹿島氏の目線が行き届いており、水曜スペシャルを本で再現した構成が最高です。 最終章の登場人物には驚かされました。
裏も楽しめ
著者の鹿島さんの観察眼の素晴らしさにやられました。物事には表裏があり、それを楽しむ力を教えてくれます。
鵜沢氏のインタビューは蛇足だとおもう。
私も筆者と同じく、水曜スペシャルで発見された猿人などが、テレビニュースや新聞等で報道されない事に疑問を感じ、子供ながら胡散臭さを感じていた口である。 本書は水曜スペシャルがどの様に企画され、放送されていたのか、当時の関係者に丁寧に取材を行なった力作だと思う。 読んでいて、番組に胡散臭さを感じつつ放送を楽しみにしていた小学生時代を思い出し、久々に水曜スペシャルを見て見たくなった。 しかし、最終章の鵜沢氏のインタビューが頂けない。 読んでいて不快感しかなく、全てをぶち壊しにした感がある。 バラナーゴではないが、正に蛇足。