ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』 2023年6月
今こそ知るべき、「衝撃と恐怖の資本主義」の正体
ジャーナリストのナオミ・クラインは、1970年代のチリの軍事クーデターに始まり、ソ連崩壊、アジア通貨危機、米国同時多発テロ事件とイラク戦争、また台風や津波のような自然災害など、社会を揺るがす大惨事に乗じて導入された過激な市場原理主義改革の事実を、歴史的な視点で丹念に追い、この「ショック・ドクトリン(惨事便乗型資本主義)」によって先進諸国が危機状況にある国の富を収奪する構造を明らかにした。新自由主義が世界を席巻し、私たちの暮らす日本も「ショック・ドクトリン」の標的となり得る現在、改めてこの本を読みとき、社会を裏側で動かす構造を見抜く方法や、それに立ち向かうためになすべきことについて考えていく。
レビュー(4件)
恐ろしいことが、知らぬ間に起こっていることを知りました。トランプ政権は、同じことを堂々とやってますが。
途中で読み進められなくなるくらいこわいです。でも、知りたい。 子供に読んでほしいリストに追加します。
現代社会の格差
新自由主義経済といっても、結局、格差が生じて、それに伴って弊害が起きた。特に、富のある人間には、カネが回ってくる仕組みなのだ。資本主義一辺倒ては、一国内で分断が起きる。ましてや、世界レベルではより大きな分断が起きている。
今の世界が、こうして動いていると理解でき、わかりやすい解説で納得しました。