中学校の数学で、多くの生徒さんたちを苦悩させている分野に「図形の証明」があります。各都道府県の入試問題においても、例年非常に高い頻度で出題されているにもかかわらず、 ほとんどの問題で正答率は低い傾向にあります。中学校1年次で「対称な図形」・「円の接線」を、 中学校2年次で「平行線と角」・「合同の証明」・「二等辺三角形・平行四辺形」を、 中学校3年次で「相似の証明」・「中点連結定理」・「円周角の定理」を、 それぞれ履修しますが、高校入試の図形の証明問題では、得た情報のまとめ方・表現の仕方・根拠の示し方の工夫次第で、 「情報を得た」だけで完結することなく、情報がデータベース化できて、 さらに役立つ資料として機能させられます。また、各々の定理や性質から答えに必要な情報の一部が出た後も着眼点を変えて、 他の情報を見つけ出す必要があることから、気持ちの切り替えがカギとされます。そしてこれらが、図形の証明問題を解きこなせるようになる為に最も重要な事です。本書のメインテーマとしてご紹介する中継点・文字式の表現を修得することで、 教科書からは得られないような、「表現の仕方」を重視した証明文の書き方を洗練させ、 抽象的情報の具体化を実現できることに違いありません。本書を読んだ皆様が、中継点・文字式の表現を修得した上で、 証明問題を“超”パワーアップさせられることを願って止みません。
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