二〇一五年三月、「線虫が、非常に高い精度でがん患者の尿の匂いを嗅ぎ当てる」という論文が米科学誌に掲載され、報道番組でもトップニュースとして報じられた。九州大学の研究者だった著者は、その後起業し、実用化に向けた研究を重ね、医学界への普及活動に邁進してきた。たった尿一滴で、ステージ0の段階からがんが検知されることで、がん治療はどう変わるのか。なぜ、線虫だったのか。検査に機械ではなく生物を用いる「生物診断」の可能性は?各種メディアで注目の研究者・経営者が、自身の歩みや、誰も思いつかなかった研究を生み出した発想法、研究者を目指す若者への提言などを交えつつ、二〇二〇年の線虫がん検査「N-NOSE(エヌ・ノーズ)」実用化で大きく変わるがん検診とがん治療の今後の展望を伝える。
レビュー(4件)
世紀の大発見
線虫のがん検診は、尿1滴でステージ0~1の超初期のがんも高確率で発見する事ができる。 2020年以降、日本中、世界中に普及すれば、多くの命が助かるはず。 この本は現在の日本のがん検査の実情から、線虫について、また線虫の研究だけに留まらず、線虫によるがん検診の実用化に向けて著者自ら起業したことなどが、分かりやすく書かれています。 がんの再発を心配されている方やがん家系の方はもちろん、すべての人間に希望をもたらす一冊です。
面白かったです。 簡単、迅速。痛みもなく検査が受けられれば 沢山の人の命が救われることでしょう。早期実用化を期待します。