教職員に罵声を浴びせて退職強要。寮に住む学生45人を提訴。突然の総長解任。パワハラ捏造。全国の大学で起きた信じ難い事件を取材し、大学崩壊の背景を探る。 教職員に罵声を浴びせて退職強要。寮に住む学生ら四五人を提訴。突然の総長解任。パワハラの捏造。ここ一〇年ほど、日本全国の大学で、耳を疑うような事件が頻発している。こうした事件の取材を始めた著者のもとには、全国の大学教員や学生から、悲鳴にも似た訴えが続々と寄せられるようになった。二〇〇〇年代以降に行われた国立大学の法人化や国の法改正により、政財界や大学経営者の権力が強化され、教職員や学生の立場は弱くなり続けている。疲弊する現場の声を集め、大学崩壊の背景を探る。
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アカハラやパワハラが大学でかなり蔓延っているという話は聞いてはいたが、それ以外に、山形大学の学長選出の不可解さや自殺事件の内部調査のいい加減さ、宮崎大学の犯罪でっち上げの件など、大学というよりも社会の組織としてはあってはならないことが大学という組織の中で当然のようになされていることに改めて驚いた。