別冊医学のあゆみ 統合失調症の未来ーー研究と治療 2024年[雑誌]
統合失調症の分子病態、トランスレーショナル研究、脳ネットワーク、臨床の最前線についての革新的な研究動向を紹介!
●本誌で統合失調症の特集は、 2017年の「統合失調症UPDATE--脳・生活・人生の統合的理解に基づく“価値医学”の最前線」以来であり、前回は現在進行形の取り組みを“価値医学”という新しい展開として紹介した。
●本特集では「統合失調症の未来ーー研究と治療」をテーマに、分子病態、トランスレーショナル研究、脳ネットワークについての革新的な研究動向を紹介し、その視点から臨床と総論を考え直すきっかけになればと考えている。
●臨床家にとって統合失調症は日々接する疾患であるが、そうした機会の少ない研究者の方々にとって統合失調症の実際は、当事者や家族が一般向けに書いた切実な体験から知ることができ、本特集でも紹介している。
【目次】
総論
1.当事者の声─臨床医と研究者に伝えたいこと
2.統合失調症とはどういうことか
3.統合失調症のスティグマと社会参加
4.統合失調症の脳病態解明の到達点・未達成点─取り組むべきこと
分子病態
5.統合失調症の分子遺伝学
6.ドパミン受容体を標的とした統合失調症治療薬─構造生物学からの洞察
7.統合失調症のエピゲノムを標的とした治療薬
トランスレーショナル研究
8.統合失調症の動物モデル・トランスレーショナル研究
9.統合失調症のMRI脳画像トランスレーショナル研究
脳ネットワーク
10.統合失調症の階層性データ解析
11.サリエンスと精神症・統合失調症
12.統合失調症における脳内意味ネットワーク異常と連合弛緩
13.計算論的精神医学─統合失調症の病態理解のための新たなフレームワーク
臨床
14.統合失調症の神経認知機能と社会認知機能
15.ライフステージに注目した統合失調症への心理社会的支援─AYA期を中心に
16.統合失調症の空間疫学─都市性の環境要因
17.統合失調症の治療ガイドと学会の未来─共同創造を通じた研究と治療の橋渡し
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