ワーク・ライフ・バランスを高める“組織風土”とは?
COVID-19によるパンデミックは,医療や介護に従事するいわゆるエッセンシャル・ワーカーが社会の重要なインフラであることを再認識するきっかけとなった。彼らが活き活きと働ける環境を整備することは社会の喫緊の課題である。本書では,職場での何気ないやり取りやルーティン化されたマネージメントの中に介護職のワーク・ライフ・バランスを左右するポイントのあることが論じられる。
久保真人(同志社大学政策学部教授)
はしがき
第1章 介護サービス分野における人材確保の問題
第1節 介護サービス人材の必要性
第2節 介護サービス人材の質的不足感
おわりに
第2章 介護職の就業継続に影響を及ぼす要因
第1節 介護職の介護サービス分野における就業状況
第2節 介護職の就業継続に関する先行研究
第3節 介護サービス分野での就業に関する意識の実態
第4節 ワーク・ライフ・バランスについて検討すべき理由
おわりに
第3章 日本の介護職におけるワーク・ライフ・バランス
第1節 ワーク・ライフ・バランスに関する概念整理
第2節 ワーク・ライフ・バランスに関する先行研究
第3節 ワーク・ライフ・バランス支援策
第4節 介護職のワーク・ライフ・バランスに関する論点
おわりに
第4章 リサーチ・クエスチョンの検討
第1節 介護の職場でのワーク・ライフ・バランス支援の難しさ
第2節 組織風土に関する先行研究
第3節 マネジメントに関する先行研究
第4節 本書におけるリサーチ・クエスチョン
第5章 ワーク・ライフ・バランスに関わる要因の構成概念
第1節 インタビュー調査の目的
第2節 インタビュー調査の方法
第3節 各カテゴリーの構成概念
第4節 分析結果の考察
おわりに
第6章 ワーク・ライフ・バランスから就業継続意図への影響に関する質的検討
第1節 質的検討の目的
第2節 質的検討の方法
第3節 質的検討の結果
第4節 分析結果の考察
おわりに
第7章 ワーク・ライフ・バランスから就業継続意図への影響に関する検証
第1節 検証の目的と仮説
第2節 検証の方法
第3節 分 析 結 果
第4節 検証結果の考察
おわりに
第8章 ワーク・ライフ・バランスに支援的な職場環境を醸成するマネジメント
第1節 質的検討の目的
第2節 質的検討の方法
第3節 質的検討の結果
第4節 分析結果の考察
おわりに
第9章 介護職への効果的なワーク・ライフ・バランス支援の実現に向けて
第1節 結果の整理
第2節 総 合 考 察
第3節 理論的インプリケーション
第4節 実践的インプリケーション
第5節 本書の限界と課題
第6節 今後の展望
あとがき
レビュー(0件)