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貴族との取引も増え、ますます活躍の場を広げていく女性魔導具師のダリヤ。 そんな彼女のもとを、友人の美容師イルマの夫であるマルチェラが訪れる。イルマが多すぎる魔力を持つ子供をその身に宿したことで「魔力過多症」となり、命の危機にあるのだった。しかし、子供を諦めるという選択をかたくなに拒むイルマを見て、ダリヤは友人として、魔導具師として、必ず二人とも救うと決意する。 築いてきた人脈、魔導具師としての技術、すべてをもってイルマを助けるための魔導具制作に臨むダリヤ。しかし、一筋縄ではいかぬその魔導具制作には、“彼女と似た性質の魔力を持つ”魔導具師の協力が不可欠だった。彼女が思い当たった魔導具師とはーー。 魔導具師ダリヤのものづくりストーリー、決別と進歩の第六弾、開幕!
レビュー(8件)
本屋で見つからなくやっと探せて購入できました。
オンラインで何度も読み返した「魔導具師ダリヤはうつむかない」の、待っていました第6巻! 魔導具師としてのお仕事がますます盛り上がる中、6巻では親友を守るために立ち上がります。 「俺達の腕は、少しは長いはずだ」 共に駆ける友人の言葉に励まされながら、ダリヤは大きな試練へ挑む! シリーズ中でもシリアスな山場の一つですが、魔導具師としての成長、そして元婚約者との関係の整理のためにも欠かせないストーリー。 オンラインでも電子書籍でもなく、紙で手元に置いて、繰り返し読みたい物語です。 同時発売の「ルチア」の方も気になります!