【各紙誌で話題を呼んだ哀しくも愛しい幻想譚、待望の文庫化!】
その人は、もういないかもしれない。
もういなくてもーー確かにここにいた。
お針子の齣江や向かいの老婆トメさんが、
いつ、どこから来て棲み始めたのか、長屋の誰も知らない。
正体不明の男「雨降らし」が門口に立つとき、
そこには必ず不思議が起こる。
少しずつ姿を変える日々の営みの中に、
ふと立ち上る誰かの面影。
時を超え、降り積もる人々の思い。
路地にあやかしの鈴が響き、
彼女はふたたび彼と出会うーー。
「いつかの人々」が囁きかけてくる感動長篇。
レビュー(19件)
木内さんの本は新選組しか読んだことなかったけど、レビューが良いのでこちらも読んでみました。 読みやすくて不思議なお話で面白かったです。
「違う世界へ出ちまうんじゃないか」と案ずる浩三少年。自らの影と会話できる彼だからこそ経験できた不思議な世界。時代は明治・大正だろうか。江戸言葉が残り、暗闇の中に異世界の入り口がぽっかり開いているような世界観が良かった。齣江やトメ婆さんは……逆神隠しと言えばよいだろうか? 全体的に美しい文体で、中でも「雨が、暮らしの音や生き物の気配を消していく」という表現が素晴らしいと思った。
よかったです
ハードカバーにはない対談がのっていてよかった。
本屋になかったので
本屋になかったので 楽天ブックスで購入 学校の課題で指定された本