【2022年 第八回日本翻訳大賞受賞作】
人は誰も自分だけの人生という言葉の辞典を持つ
詩人キム・ソヨンがハングル一文字の言葉を通して
人生のさまざまな時間、情景、感情を描いた
私的で詩的な一文字の辞典
「読んだ人がニヤッと笑ってくれたら嬉しいなと思っていた。うなずきながらページの余白に自分なりのまた別のニュアンスを書き込んでくれたらいいなとも思っていた。そうして私が書き記した定義と︑読者の手書きの定義が同じページに一緒に並んでいたら素敵だなと思っていた。
つまり、私の『一文字辞典』は読者が参加することによってはじめて完全な辞典となる。私と未知のあなた、私たち二人でこの本を完成させるのだ」
ーー「はじめにー日本の読者に向けて」より
はじめにー日本の読者に向けて
ㄱ 犬になりたい
ㄴ 「おまえ」の集合体
ㄷ ほんの一瞬たりとも
ㄹ 丸を意味する言葉
ㅁ 遠くにあるから
ㅂ 半分だけ考えて、半分だけ話す
ㅅ 新年最初の日
ㅇ 意外なところ
ㅈ さよなら
ㅊ 私の窓たち
ㅋ 鼻の奥がつんとする
ㅌ 押す時ではなく引く時
ㅍ 腕を広げると
ㅎ 回復できるので
監訳者あとがきー私の一文字は「 」。
レビュー(6件)
他サイトのレビューに★5評価もありますが
「詩人の恋」という映画の中で朗読される詩のひとつが「だから」というキム・ソヨン詩人のものだそうで、彼女の詩に興味を持ちこの本を手にとりましたが、韓国書籍(和訳本)を読み始めたばかりの私のような初級者に、この本の和訳の文章はすんなりと溶け込んで来ないというのか、難しく感じました。本の帯に私的で詩的な...とありますが、本当に私的な印象が強いです(笑)。見た目、装丁は素敵なんですけどね。 もし韓国語がネイティブなみに理解できていてハングル原文のまま読めたら、もっと印象が違ってくるのかもしれません。 一文字ごとに添えてある読み方が、カタカナでもローマ字ルビでも英語の発音記号でもなく国際音声記号なのは面白いと思いました。