- 12
- 3.8
患者さんは置き去りで、俺様ファースト⁉ この病院は、悪意の沼です!現役大学病院教授が、医局の裏側を赤裸々に書いた、“ほぼほぼ実話⁉”の教授選奮闘物語。古狸が居心地のいい世界に、明るい未来はない。僕は必ず、新しいカタチの医局を作る! 実績よりも派閥が重要? SNSをやる医師は嫌われる?教授選に参戦して初めて知った、大学病院のカオスな裏側。悪意の炎の中で確かに感じる、顔の見えない古参の教授陣の思惑。最先端であるべき場所で繰り返される、時代遅れの計謀、嫉妬、脚の引っ張り合い……。 「医局というチームで大きな仕事がしたい。そして患者さんに希望を」--その一心で、教授になろうと決めた皮膚科医が、“白い巨塔”の悪意に翻弄されながらも、純粋な医療への情熱を捨てず、教授選に立ち向かう!1965年に出版された『白い巨塔』の世界は、2023年になった今も残っていた!魑魅魍魎が跋扈する、時代遅れの忌まわしき世界へようこそーー。《目次》暗闇の中でサイエンスの落とし穴燃えさかる悪意黒すぎる巨塔怪文書のトリックC大学、お前もか……!?
レビュー(12件)
白い巨塔が真っ黒だった件 [ 大塚 篤司
この本は、m3の所に連載されていた物でしたが、昔の山崎豊子さんの白い巨塔を思い出しながら、昭和45年頃、実習で国立がんセンター(現在の国立がんセンター中央病院)へ行っていた頃の事を思い出しました。 当時、医師と放射線技師が喧々諤々と写真の読影をされていたと言う話を聞いており、凄いなーと思っておりました。結構教授になるには、大変な事が現在でも先生の内容を見て、納得しながら読まさせて頂きました。どうも有難う御座いました。