世界を眺める解像度が一気に上がる。
哲学や思想を学ぶことは本来、とても面白い。それは、世界がどのように変遷してきたかがわかるから。本書の切り口は、哲学者や思想家たちの「常識破り」の作法。彼らは、当時の時代を支配する固定観念を壊し、新しい時代のあり方を提案してきた。そして実際に世界を変えてきた。
私たちが歴史から学ぶべきは、今の固定観念は何なのか、それを打ち破るにはどうしたらよいか、その作法を学ぶことだ。たとえば、現代のエネルギーやお金、労働などの常識は本当なのか? 現代の常識をイノベートするための一冊。
【目次より】
1 西洋哲学・思想 過去の常識を破り、新常識を創った人たち
・古代哲学・思想
ソクラテス 「知」を凡人のものに変えた
プラトン 国家を人の手でデザインする?
ほかにアリストテレス
・中世の哲学・思想
聖アウグスティヌス ビッグバンの元ネタ?
中世 キリスト教が支配する時代
ほかに十字軍、トマス・アクィナス
・ルネサンスの哲学・思想
ルネサンスと宗教改革 十字軍からの2つの革命
ボッカッチョ 世界史を変えたエロ本
ほかにコペルニクス、ガリレオ、ケプラー、モンテーニュ、デカルト
・近代の哲学・思想
ニュートン 宇宙は法則で支配されている
ルソー 民主主義を生み出した天才
ほかにカント、ヘーゲル、イギリスの哲学・思想、アダム・スミス、リカード
・産業革命以降の哲学・思想
ダーウィン 「弱肉強食」主義の蔓延
ロバート・オウエン 労働者も幸せに生きるために
ほかにマルクス、ニーチェ、フロイト、ユング
・現代の哲学・思想
ナチズムの登場 「理性教」への疑念
ケインズ 共産主義でも自由主義でもない「修正資本主義」
ほかにレイチェル・カーソン、カール・ポパー、ケネス・J・ガーゲン
2 東洋思想 再解釈を繰り返す思想
・中国哲学・思想
中国古典 いかに知恵を汲みとるか
孔子 礼の力を思い知らせた男
ほかに老子・荘子、韓非子、司馬遷『史記』、陽明学
3 最後に 現代の常識をイノベートするために
【著者略暦】
篠原 信 (しのはらまこと) 1971年生まれ、大阪府出身。農学博士(京都大学)。農業研究者、教育研究者。中学校時代に偏差値52からスタートし、3度目で京都大学に合格。大学入学と同時に塾を主宰。不登校児、学習障害児、非行少年などを積極的に引き受け、およそ100人の子どもたちに向き合う。著書に『自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書』(文響社)、『子どもの地頭とやる気が育つおもしろい方法』(朝日新聞出版)、『ひらめかない人のためのイノベーションの技法』(実務教育出版)、『思考の枠を超える』(日本実業出版社)、『そのとき、日本は何人養える?』(家の光協会)など。
レビュー(10件)
哲学や化学がいかに人類の発展に寄与したかを故人を紹介しながら解説している。西洋と東洋の思想の違いも簡単に述べられている。
疲れないグイグイ読める本
この本読むのに肩に力が入らないのが良かったです。 哲学や思想と言うと、 ソ・ソ・ソ、ソクラテスかプラトンか♬ に・に、ニーチェかサルトルか~♪ぐらいしか覚えていなく、 高校の世界史などでも、 ソクラテス=「無知の知」。デカルト⇒「われ思う ゆえにわれあり」。ルソー⇒「社会契約論」「一般意思」「フランス人権宣言」に影響。ケインズ⇒「修正資本主義」 など、試験のためにただの単語の羅列で覚えていただけだったように思える。 この本を読みながら、なんとなくではあるけれどその背景や周りが俯瞰的に見えてきた感じがして、それがイメージの中で繋がり体の中にフワッとはいってくる、そんな読み方ができた。 もちろん本当に理解していくには専門的な本を深く読むことが大切なんだろうけど、この本を読んでその準備をしたり、世界を眺めるきっかけになる本だと思います。 スポーツをしたり山登りする前に徐々に足腰を鍛える準備が必要なように・・・╰(*´︶`*)╯♡