「資本」に対抗する民主主義ー市場経済の制御と「アソシエーション」-
「本書が課題とするのは、「自由・平等・民主主義」の展開と「市場経済」との連関を、経済学的な視点から、現実の「資本主義ー社会主義」をめぐる歴史的過程のなかで、検証し直してみようとするところにある」(「はじめに」より)。強権に抵抗する拠り所であり、新しい社会を創造する基点である民主主義に視座を定め、「自立した諸個人の平等なアソシエーション(協同)」を考察する。現代社会が直面する世界的課題を正面から論じた力作。
【帯文】
なぜ民主主義なのか。強権に抵抗する拠り所。
新しい社会を創造する基点。
なにより「自立した諸個人の
平等なアソシエーション(協同)」のため
つまり人間であるために
【「はじめに」より】
二一世紀の「新しい市民運動・市民革命」として注目されるもののなかには、これまでになかったような特徴がみられると云われる。個人としての権利と尊厳の主張、日々の生活次元から発せられるみずみずしい言葉、一人ひとりの自覚的な行動と協同の拡がり、政治は変えられるという主権者意識、そして現実にも「市民の運動と立憲野党の共闘」の押しあげ……。(略)
本書が課題とするのは、「自由・平等・民主主義」の展開と「市場経済」との連関を、経済学的な視点から、現実の「資本主義─社会主義」をめぐる歴史的過程のなかで、検証し直してみようとするところにある。
1部 資本制社会と民主主義
1章 マルクスと民主主義論
2章 ロシア革命とレーニン「民主主義論」
2部 20世紀 国家の市場介入と民主主義制度
1章 「市民社会論」と自由ー民主主義
2章 20世紀「現存社会主義」と市場経済化
3章 「体制転換」-「市場経済化」と主体形成の歪曲
4章 「レギュラシオン理論」と国家による調整の諸制度
5章 「21世紀・社会主義」のあり方と民主主義理論
6章 「金融化」と民主主義制度の構造転換
3部 「21世紀社会主義」と自由・平等・民主主義論
1章 市場経済と自由論
2章 市場経済と平等論
3章 「ラディカル・デモクラシー」論と社会的制度化
4章 グローバル化と民主主義の制度転換
ー「アソシエーション」展開の新たな契機 -
レビュー(0件)