注目の論客によるアメリカ批判理論の総決算.
新自由主義が実現されるとき格差と分断が広がり,呼応してポピュリズムによる排外主義と権威主義が勃興する.エリートによる支配と民主主義が空洞化・後退した社会を我々はどのように捉えればよいのか.
マーティン・ジェイと日暮雅夫によりアメリカ批判理論の注目論文を日本独自に編纂。アメリカ批判理論による新自由主義への批判は、経済的再分配問題に始まり「権威主義」という政治・社会文化問題へと展開される。トランプ主義の危機に迫るフランクフルト学派、マルクス派、フェミニズムを総合するアメリカ批判理論の総決算!
序 文
凡 例
第1章 新自由主義 チャールズ・プリュシック
--自然史としての批判理論ーー
第2章 進歩的新自由主義からトランプへ ナンシー・フレイザー
--そしてそれを越えてーー
第3章 新自由主義的構想力と理由の空間 マーティン・ジェイ
第4章 新自由主義のフランケンシュタイン ウェンディ・ブラウン
--21世紀「民主主義」における権威主義的自由ーー
第5章 権威主義的パーソナリティ再訪 ピーター・E・ゴードーン
--トランプの時代にアドルノを読むーー
第6章 ラディカルな批判と遅れてきた認識論 マックス・ペンスキー
--トクヴィル、アドルノ、権威主義ーー
第7章 アドルノの社会的抒情詩と今日の文学批評 ロバート・カウフマ
--詩学、美学、近代性ーー
解 題 新自由主義から権威主義の批判へ 日暮雅夫
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