中世から近世への移行期である十六・十七世紀における日本人の心性の変化とはどのようなものであったか、時代区分の狭間における思想史的課題を追究する。
中世から近世へーー十六・十七世紀の思想史的課題ーー=伊藤聡
古典注釈の展開を通してーー宗祇から契沖へーー=前田雅之
朱子学的理の確立ーー十六・十七世紀の思想史的意義ーー=下川玲子
十六・十七世紀における『神皇正統記』の受容と正統論の形成ーーーー=齋藤公太
コメント:『神皇正統記』の政治思想と二,三の問題=兵藤裕己
コメント:移行期の思想史ーー新しい定義と枠組の探索に向けてーー=アンナ・アンドレーワ
[特別掲載 〈第5回「思想史の対話」研究会〉]
井上哲次郎とその時代=板東洋介ほか
[論文]
供養と顕彰の思想ーー松本藩領貞享百姓一揆の記録を追ってーー=中村安宏
吉見幸和の神事観ーー『中臣祓詞蒙訓』からみる心身観・制度論についての考察ーー=城所喬男
本居宣長と「斎庭之穂」--米食共同体としての皇国の創造ーー=増田友哉
井上哲次郎における「日本哲学」の存在証明とその失敗=水野博太
大正期「日本主義」者の連携ーー三井甲之と岩野泡鳴ーー=横川翔
近代神道史のなかの「神道私見論争」--国民的「神道」論の出現ーー=渡勇輝
[書評]
中嶋英介著『近世武士道論ーー山鹿素行と大道寺友山の「武士」の育成』=井上泰至
中村春作著『徂徠学の思想圏』=澤井啓一
李セボン著『「自由」を求めた儒者ーー中村正直の理想と現実』=菅原光
山村奨著『近代日本と変容する陽明学』=井澤耕一
田中友香理著『〈優勝劣敗〉と明治国家ーー加藤弘之の社会進化論』=真辺将之
繁田真爾著『「悪」と統治の日本近代ーー道徳・宗教・監獄教誨』=名和達宣
武藤秀太郎著『対象デモクラットの精神史ーー東アジアにおける「知識人」の誕生』=織田健志
西田彰一著『躍動する「国体」--筧克彦の思想と活動』=植村和秀
[報告]
2019年度大会の概況
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