あとがきより
もう一〇年以上も前になるが、当時、晶文社にいた中川六平さんから本屋についてのエッセイを書くことをすすめられた。(中略)しかし、諸般の事情から、遅れに遅れているうちにわたしが、書店から退いてしまった。それで沙汰やみになった、と思っていたら、中川さんから連絡が入り、出版の目処がついたので追加原稿が必要ということになった。それで出来上がったのが、この本である。
1 本の声を聴くーー書店の棚の広がり
2 二〇〇九年から二〇一〇年の日録
3 本をめぐる話ーー書店は誰のものか
4 東京堂書店店長時代
5 本とわたしーー経験は読書
新刊売り場とコンピューター・検索するということ・書店の本の流れ・理想的な書店・調べることと考えること・本を手にする楽しさ・専門書とのつきあいかた・古本屋の均一台の持つ意味・変わっていく作家の質・全体小説のすすめ・どこへ行く洋書書籍の新刊点数は八万七七六点・出版社・取次・書店の三角関係・転倒した出版文化・わたしが教えられたこと・本の電子化がもたらすもの本の街・新刊本は「方丈記」か・数値より経験・古書店・三茶書房さん・「坪内祐三ワンダーランド」・紀田順一郎さんと三〇年・店長の日々その1・書店員の年齢・popは難しい・ある追悼文・永井荷風の「偏奇館」・「東京堂書店の佐野です」・廣松渉という哲学者・フッサールの講義風景・岩波文庫・わたしの三冊・泡のような本・書肆アクセスと畠中さん・店長の日々その2・タバコを吸う車谷長吉さん・辺見じゅんさんと・辻邦生さんと「ランチョン」で・立花隆さんと『天皇と東大』・『天皇と東大』から『蓑田胸喜全集』に・都はるみさんが来店?・萬玉邦夫さんという編集者・宮城谷昌光さんのサイン本
5 本とわたしーー経験は読書
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