<内容紹介>
小さな活版印刷所「三日月堂」。
店主の弓子が活字を拾い刷り上げるのは、誰かの忘れていた記憶や、言えなかった言葉ーー。
弓子が幼いころ、初めて活版印刷に触れた思い出。祖父が三日月堂を閉めるときの話……。
本編で描かれなかった、三日月堂の「過去」が詰まった番外編。
<プロフィール>
ほしおさなえ
1964年東京都生まれ。小説家。1995年『影をめくるとき』が第38回群像新人文学賞優秀作受賞。2002年『ヘビイチゴ・サナトリウム』にて、第12回鮎川哲也賞最終候補。『銀塩写真探偵』『金継ぎの家 あたたかなしずくたち』「菓子屋横丁月光荘」「活版印刷三日月堂」シリーズなど著作多数。
レビュー(63件)
本編に登場する人たちの過去の物語です。本編の中で触れられていたエピソードについても、別の視点から語られることで「ああ、このときこの人はこんな気持ちだったのか」とわかり、物語の奥行きがぐっと深まりました。読んだあと、もう一度本編を読みたくなること間違いなしです。
第5巻です。
弓子さんのお父さんのお話、弓子さんのお母さんの話、御祖父さんの話、弓子さんの通っていた「あけぼの保育園」のアルバム、父・母・祖父と弓子さんの親族の話が詳しく書かれていて読みごたえがありました。さて最後の第6巻はどんな印刷物が出来るのでしょうか? 楽しみです。そして弓子さんと悠生さんの未来は?