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シリーズ累計2000万部、司馬遼太郎記念財団によるアンケート〈好きな司馬作品〉第1位にも輝いた、不滅の青春文学。全8巻。 明治37年2月、日露は戦端を開いた。 豊富な兵力を持つ大国に挑んだ戦費もろくに調達できぬ小国……。 秋山好古陸軍少将の属する第二軍は遼東半島に上陸した直後から、苦戦の連続であった。また、連合艦隊の参謀・秋山真之少佐も、堅い砲台群でよろわれた旅順港に潜む敵艦隊に苦慮を重ねる。 緒戦から予断を許さない状況が現出した。 スペシャルドラマ〈坂の上の雲〉がNHK総合テレビにて放送! (2024年9月8日より 毎週日曜 午後11時〜/全26回) 出演:本木雅弘 阿部寛 香川照之 菅野美穂
レビュー(238件)
司馬遼太郎
忙しくなって中断していましたが、1カ月ほど前から時間をみつけてはまた読み進めています。すでに全8巻購入済みでもう少しで6巻完読といったところです。長編は久々ですが、ここまで進んでくるともう完全に日露戦争が作者の観点で詳細に描かれた小説とわかりちょっと辟易するところもありますが、戦国物はよく読んでそれなりに詳しいのですが、幕末以降の近代のものはあまり読んだことがなく知らなかったことも多いので8巻完読までがんばって読みます。 4巻になると小説の書きようも秋山兄弟目線ではなくなり、完全に日露戦争小説といった感じです。 黄海会戦、遼陽会戦、旅順の攻防といった流れで描かれていきます。 乃木大将(将軍)、203高地といったヘアスタイル名にもなった地名は知っていましたが、203高地は旅順攻略、旅順要塞の弱点をつける攻撃拠点として格好の場所だったんですね。 一番そうだったのかと思ったのは有名な乃木大将(伊地知というつけられた参謀が全然ダメ)が無策、無能なため203高地、旅順の攻防で無益に戦死者を増やす結果となったということです。作者の乃木嫌いというのもあるそうなのですが・・・。乃木大将はルックスは良く人格者であるというふうには描かれていますが、作戦家としてはまるでダメだったと・・・。 また、最後のほうには日本海海戦へとつながるバルチック艦隊の出航当初が描かれています。バルチックというのはバルト海ということなのですね。ロシアの構想は太平洋艦隊が健在であることが前提で、バルチック艦隊部隊を増強、戦力的に圧倒的有利を築いた上で日本海軍を撃破することだったのですが、先に太平洋艦隊の方が日本海軍によって撃破され、予定が大いに狂い、結局はバルチック艦隊単独で日本艦隊と海戦することとなり破れてしまいます。 また、当然ながらバルト海からこんな大艦隊が喜望峰周りで大航海の上、日本海までやってきたのであるとお恥ずかしながら今さらながら知りました。 そのバルチック艦隊が途中、太平洋艦隊が沈められたのにもかかわらず、引き返さずに日本海軍と戦うべくやってきたこと、バルチック艦隊の様子も乃木・伊地知コンビ以上に間抜け、無能であったことが続く5、6巻でも描かれています。
やっぱり読書
前々から興味があったので購入しました。少しずつ読み進めるつもりです。
ようやく3を読み終え、4を購入します。最初は話の展開があちらこちらに行き、読みなれませんでしたが、少し慣れてきました。 2人兄弟の活躍?!が楽しみです。
どんどん読んでます。
旦那に頼まれて、購入。 どんどん読み進めているようです。 ドラマにもなったし、多分おもしろいのだと思います。
継続して読書中、子供達も興味をもって読んでいます。考え方など仕事への参考となります。