この日本探偵小説全集の各作者各作品に共通して感じるのは、探偵小説という範疇でくくるにはもったいないほど、文学として優れていることだ。夏目漱石や森鴎外を読む時に感じるものと同じような日本語としての美しさや情景描写心理描写の素晴らしさを感じる。久生十蘭の作品は会話の台詞が生き生きとしていて、「顎十郎捕物帳」「平賀源内捕物帳」などは、テレビの時代劇を観ているがごとくビジュアルに感じる。「湖畔」は、いい文学作品を読んだなぁという妙に爽やかな読後感があった。,著書はかなり古い時代【戦前戦後】の物ですが、推理小説の先駆けとも言えるのでしょうね。 最初にこの本を手に取ったとき、特に目を引いたのはカバーでした。 背表紙の1巻から12巻迄全てが連続して≪一枚の絵≫になっているのです。 内容は現代では少し難しい処も有りますが、コレクションとして飾っておきたいです。,ポイント10倍キャンペーンなので。このシリーズを揃えようと思っています。かなり厚みがあるので通販だと便利ですね。, 久生十蘭が生み出した異色の探偵、久生ミステリーの名キャラクター、顎十郎こと仙波阿古十郎が難事件の綾を説いてゆく「顎十郎捕物帖」が素晴らしい。 久生十蘭を読むことは、「顎十郎捕物帖」を読むことに等しい、と敢えて断言してしまいたい。 余談だが、「顎十郎捕物帖」の舞台は江戸時代の東京の地理をよく示しており、馴染みの地名が次々出て来て、臨場感溢れるイメージの中で、顎十郎とともに江戸の町を駆け回ったような気になる。そんな読み方もまた一興かもしれない。
レビュー(6件)
この日本探偵小説全集の各作者各作品に共通して感じるのは、探偵小説という範疇でくくるにはもったいないほど、文学として優れていることだ。夏目漱石や森鴎外を読む時に感じるものと同じような日本語としての美しさや情景描写心理描写の素晴らしさを感じる。久生十蘭の作品は会話の台詞が生き生きとしていて、「顎十郎捕物帳」「平賀源内捕物帳」などは、テレビの時代劇を観ているがごとくビジュアルに感じる。「湖畔」は、いい文学作品を読んだなぁという妙に爽やかな読後感があった。
全巻1巻から12巻迄取り揃えたくて
著書はかなり古い時代【戦前戦後】の物ですが、推理小説の先駆けとも言えるのでしょうね。 最初にこの本を手に取ったとき、特に目を引いたのはカバーでした。 背表紙の1巻から12巻迄全てが連続して≪一枚の絵≫になっているのです。 内容は現代では少し難しい処も有りますが、コレクションとして飾っておきたいです。
良い全集です。
ポイント10倍キャンペーンなので。このシリーズを揃えようと思っています。かなり厚みがあるので通販だと便利ですね。
顎十郎と江戸の町を行く!!
久生十蘭が生み出した異色の探偵、久生ミステリーの名キャラクター、顎十郎こと仙波阿古十郎が難事件の綾を説いてゆく「顎十郎捕物帖」が素晴らしい。 久生十蘭を読むことは、「顎十郎捕物帖」を読むことに等しい、と敢えて断言してしまいたい。 余談だが、「顎十郎捕物帖」の舞台は江戸時代の東京の地理をよく示しており、馴染みの地名が次々出て来て、臨場感溢れるイメージの中で、顎十郎とともに江戸の町を駆け回ったような気になる。そんな読み方もまた一興かもしれない。