ルターの宗教改革運動に後れること約40年、スコットランドではじまった宗教改革を推進したジョン・ノックスの思想形成を紐解く。
第1部 ジョン・ノックスによる宗教改革運動
第1章 宗教改革者ジョン・ノックスにとってのジョージ・ウィシャルトの存在
はじめに
1 スコットランドの一六世紀前半の政治状況
2 ウィシャルトとノックス、運命の出会い
3 ノックスにとってのウィシャルトの存在
おわりに
第2章 ジョン・ノックスからスコットランドの摂政メアリ宛てに書き送った書簡ーー期待から失望へと心が揺れ動いた一五五六年〜一五五八年
はじめに
1 一五五六年の書簡と一五五八年の書簡の出版に至る経緯
2 ギーズのメアリが摂政になるまで
3 ノックスの摂政メアリへの期待
4 一五五八年書簡の分析ーー摂政メアリへの助言とノックスの決意
おわりに
第3章 トマス・クランマーによるイングランドの教会改革ーー亡命宗教改革者ヤン・ラスキ、ジョン・ノックスの貢献を通して
はじめに
1 ノーサンバランド公と、急激で短命な宗教政策の概観
2 クランマーによるプロテスタント亡命者の受入れ
3 ヤン・ラスキによるイングランドのプロテスタント化へのはたらき
4 ノックスによるイングランドのプロテスタント化へのはたらき
5 エドワード六世治世後半におけるイングランドのプロテスタント化とヤン・ラスキとジョン・ノックスのイングランドでの評価
おわりに
第4章 抵抗権とクリストファー・グッドマンの生涯
はじめに
1 亡命と出会い
2 グッドマンの抵抗論ーー『いかに上位の権力者はその臣民の服従を得るべきか』からの考察
3 抵抗論執筆後のグッドマンーー宗教改革者として、初期ピューリタンとして
おわりに
第5章 プロテスタント貴族とジョン・ノックスによるスコットランド宗教改革運動ーー一五五七年〜一五五九年の変遷
はじめに
1 時代背景
2 「貴族の会衆」の結成
3 ノックスとスコットランドのプロテスタント貴族とのあいだで交わされた書簡ーー一五五七年「貴族の会衆」発足当時の動き
4 「貴族の会衆」による「私的教会」の活動の発展
5 「貴族の会衆」と摂政ギーズのメアリとの闘争
6 ノックスの「貴族の会衆」に対する期待と彼の役割
7 摂政の解任に至る経緯
おわりに:「貴族の会衆」の意義
第2部 ジョン・ノックスによる宗教改革文書(伊勢田奈緒/訳)
[翻訳]神の御言葉の牧者ジョン・ノックスがスコットランドの摂政メアリに書き送った書簡ーー一五五六年の書簡に増補文を加えて一五五八年に印刷物として公刊された文書
[翻訳]司教とカトリック聖職者が宣告した判決に対するアぺレイションーースコットランド貴族と身分制議会にジョン・ノックスが提出した訴え
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