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いい文章を書くために、作家・文章家たちは何を心がけているか。漱石・荷風から向田邦子・村上春樹まで幅広い人びとの明かす知恵を手がかりに、実践的な方策を考える。歩くことの効用、辞書の徹底活用、比喩の工夫…。執筆中と推敲時だけでなく、日常のなかの留意点もまじえて説く、ロングセラー『文章の書き方』の姉妹編。
いい文章を書くために、作家・文章家たちは何を心がけているか。漱石・荷風から向田邦子・村上春樹まで幅広い人びとの明かす知恵を手がかりに、実践的な方策を考える。歩くことの効用、辞書の徹底活用、比喩の工夫…。執筆中と推敲時だけでなく、日常のなかの留意点もまじえて説く、ロングセラー『文章の書き方』の姉妹編。
レビュー(62件)
朝日新聞で天声人語の執筆をしていた作者。夏目漱石、向田邦子、井上ひさしなどの作家をメインに、岡本太郎や小沢昭一などの芸術家やタレントなどの言葉をも冒頭に引用して、作者の考える「文章のみがき方」を論じます。「毎日、書く」とか「辞書を手もとにおく」とか当たり前の主張なのですが、作家の言葉の後ろ盾もあって説得力があります。たくさん読んで、たくさん書く。それこそよしもとばななのように幼いころからやってなければいけないことをサボってきてしまったのかなぁと反省させられました。
子供へのプレゼントに購入しました。子供も、大変おもしろいと言っています。
初め、「ですます体」の文章に、途惑った。いつも読んでいる文章は「である体」が多い。 そのため、一部、これらが混在する文章は読みにくかった。 すべて読み終えたとき、目次に書かれていることがこの本で実践されていることが良くわかった。 「ですます体」と「である体」の混在は、「文末に気を配る」にある「かなり自由なおしゃべり体」、「新おしゃべり体」を実践していることに拠る。 目次は、すべて動詞で終えている。これも、「動詞を中心にすえる」を実践しているからだ。 見事である。 だが、それら以上に感心し、驚かされたのは、参考文献の豊富さである。 一節に、三、四の参考文献が付けられている。よしもとばななさん、姫野カオルコさん等、 たくさんの本が並んでいる。 (よい)文章を書くには、たくさんの本を読むこと、それを改めて伝えているように思った。
ここに書かれていることを素直に実行できたら、どれだけいいでしょう! すごく頷けるものの、実行するとなると難しい、王道が展開されます。 気をつけて、少しずつ、磨いていきたいと思います♪
文章読本も時代と共に変化していますね。例文も現代的な文章でとっつきやすいです。