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シリーズ累計2000万部、司馬遼太郎記念財団によるアンケート〈好きな司馬作品〉第1位にも輝いた、不滅の青春文学。全8巻。 明治維新をとげ、近代国家の仲間入りをした日本は、息せき切って先進国に追いつこうとしていた。 この時期を生きた四国松山出身の三人の男たちーー日露戦争でコサック騎兵を破った秋山好古、日本海海戦の参謀秋山真之兄弟と、文学の世界に巨大な足跡を遺した正岡子規を中心に、昂揚の時代・明治の群像を描く長篇小説! スペシャルドラマ〈坂の上の雲〉がNHK総合テレビにて放送! (2024年9月8日より 毎週日曜 午後11時〜/全26回) 出演:本木雅弘 阿部寛 香川照之 菅野美穂
レビュー(674件)
引き続き司馬遼太郎
項羽と劉邦につづき、これも前から気になっていた本で、あまりにも有名で、NHKでドラマ化もされた司馬作品ですが、今さらながら読み始めました。 三巻の真ん中あたりまで読んだところでこのレビューを書いています。 その三巻の最初あたりに作者がこの小説をこの先どう書こうか思案していると書かれていて、この段階ではまだ構想が手探り状態であったことがうかがえます。 明治時代の同郷の伊予松山の三人の若者、陸軍の兄好古、海軍の弟真之の、後に日露戦争で大活躍することになる秋山兄弟、俳人の正岡子規にスポットを当てた幕末から日清、日露へと流れていく時代を描いた歴史小説です。早逝する正岡子規は三巻のはじめのあたりで亡くなってしまいます。その後は三人の若者の人物描写より、司馬氏の歴史観に基づいた歴史書の色彩が濃い小説だなと感じています。 これほど日清、特に日露戦争をクローズアップした小説だとはタイトルだけを知っていたイメージからは思っていませんでした。 一巻は導入部で、三人の青年時代、秋山兄弟がともに軍学校に進んでいったところあたりまでが描かれています。 司馬氏の歴史観(歴史解釈)には賛否両論があるようですが、あまり近代の歴史物を読んだことのなかった私にとっては、知らなかったことも多く、歴史が深堀されていて参考になります。
これから読みます
NHKドラマを観て原作を読もうと思いました。これから読みます!
大人買い!
ドラマを見て購入しました。時間をかけて読んでいきたいと思います。
司馬遼太郎集め!
司馬遼太郎の本を永久保存版として集めてます!NHKでも放送しているので、帯にも、その写真が載っていてとても満足です!
明治の青春
明治時代の人の青春群像です。 若々しくて、一生懸命で、どんどん読み進むことができます。