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明和九年(一七七二年)、「行人坂の大火」の後の五鈴屋ゆかりのひとびとの物語。 八代目店主周助の暖簾を巡る迷いと決断を描く「暖簾」。 江戸に留まり、小間物商「菊栄」店主として新たな流行りを生みだすべく精進を重ねる菊栄の「菊日和」。 姉への嫉妬や憎しみに囚われ続ける結が、苦悩の果てに漸く辿り着く「行合の空」。 還暦を迎えた幸が、九代目店主で夫の賢輔とともに、五鈴屋の暖簾をどう守り、その商道を後世にどう残すのかを熟考し、決意する「幾世の鈴」。 初代徳兵衛の創業から百年を越え、いざ、次の百年へ──。
レビュー(131件)
この結末を待っていたのよ、と言いたくなる、予想を裏切らない作品でした。満足です。長いシリーズでしたが、そう感じさせないいい本に出会えてよかったです。
シリーズ最後の作品。高田氏の作品はどれも読みやすく、次回のシリーズ物も大変楽しみにしています。
高田郁さんの金と銀の幾世の鈴を読ましていただいて面白くなりました。
おもしろかったです
高田郁さんの本はたくさん読みました。 どれも、楽しませていただき案した。 また、新たな物語があるのかなと期待が大きくなりました。
本日届きました。いつもながら、梱包がしっかりしていて、安心できました。ありがとうございました。