老人保健制度の創設をはじめ,1980年代に日本の医療保険制度改革は急速に進展した。厚生官僚はどのように改革案を準備したのか。戦後の医療保険制度改革の歩みをたどりながら,非公表の内部文書や聞き取り調査の成果を利用して,改革論議の継承過程を明らかにする。
序 章 問題の所在
第1章 分析枠組み
第2章 1950年代における医療保険制度の再建
第3章 1960年代における厚生省内部の改革論議
第4章 1970年代以降の医療費適正化政策の実現
第5章 1980年代以降の新たな改革案の探索と消失
終 章 結論と含意
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