【輸入盤】交響曲第4番 ノット&バンベルク交響楽団、エルドマン
マーラー交響曲第4番
ジョナサン・ノット&バンベルク響
ジョナサン・ノットのマーラー・シリーズ第3弾は交響曲第4番。第1弾の交響曲第5番は大評判となった見事な演奏でスマッシュ・ヒットとなり、第2弾の交響曲第1番も英グラモフォン誌のエディターズ・チョイスで絶賛されるなど、シリーズの進行は順調なだけに、第3弾の交響曲第4番にも期待が集まるところです。
今回の演奏では、第2ヴァイオリンを右側に置いたいわゆる「対向配置」による立体感のあるサウンドが心地よく、対位法的なパッセージなど実におもしろい聴きものとなっています。全体はよどみのないテンポで快適に流れながらも、細部情報は漏れなく克明に再現されるというTUDORならではの優秀な録音も特筆物。第3楽章の美しさは見事です。第4楽章でソプラノを歌うモイカ・エルドマンはハンブルク生まれのドイツの歌手で、快活な歌唱とつややかな美声が曲によく合っています。
ジョナサン・ノットは1962年生まれのイギリスの指揮者。2000年1月にバンベルク交響楽団の音楽監督に就任するまでは、ヴィースバーデンの州立歌劇場、そして市の音楽監督を務めるなど、ドイツの伝統的な指揮者の典型ともいえる“カペルマイスター”的なキャリアを積んできました。一方で彼は、現代音楽も得意としており、アンサンブル・アンテルコンタンポランの首席客演指揮者として、多くの新作初演を手がけてきたほか、あるテーマのもと、クラシックと現代音楽をカップリングしたコンサートを制作するなど、そのユニークな姿勢は幅広い聴衆から支持されています。
レコーディングにもノットの多彩な才能は反映されており、これまでにベルリン・フィルを指揮したリゲティの2枚の作品集(Teldec)や、アンサンブル・アンテルコンタンポランとのエマヌエル・ヌネス作品集(Accord)、ヘルムート・ラッヘンマン作品集(Kairos)、ジョン・アダムズのDVD(ARTHAUS)、クセナキス、ベリオほかの作品集(BIS)、ワイル、ヴェレス、シュテファン作品集(PAN)といった現代作品や、バンベルク交響楽団とのストラヴィンスキー、ヤナーチェク、ブルックナーの交響曲第3番、シューベルト交響曲集、シューベルト・エピローグ(現代作曲家がシューベルトを題材に編曲・作曲したもの)がリリースされています。
・マーラー:交響曲第4番ト長調
モイカ・エルドマン(ソプラノ)
ペーター・ローゼンベルク(ヴァイオリン・ソロ)
バンベルク交響楽団
ジョナサン・ノット(指揮)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND (5.1ch.)
Disc1
1 : Mahler: Symphony No. 4: I. Beddchtig. Nicht Eilen [16:08]
2 : II. In gemachlicher Bewegung. Ohne Hast [09:09]
3 : III. Ruhevoll (Poco adagio) [21:05]
4 : IV. Sehr behaglich [09:06]
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