家族は、様々な時代・社会において、リスクを減じ人々の生存を助ける機能を果たしてきた。しかし、現代の日本では家族のあり方が大きく変動し、新たにこの変動と将来の予測をふまえて、人々は社会の諸課題に立ち向かわなければならない。本書はまず現代社会とリスク、およびそれらと家族との関係について基礎的知識と理論的視座を講じる。そのうえで、家族の諸側面(労働と社会保障、ジェンダー、結婚、単身世帯化、子育て、高齢化、社会的排除など)に関して、豊富なデータをもとに変動と諸課題を論じる。
1.ポスト近代社会におけるリスクと家族 2.前近代から近代への家族変動 3.戦後日本の家族の変化 4.企業中心社会の成立と就業・家族 5.労働社会の変化とリスク 6.ジェンダーと家族 7.結婚 8.セクシュアリティと家族 9.生殖と家族 10.子どもと家族 11.離婚・再婚 12.高齢者と家族 13.単独世帯の増加と「家族」のオルタナティブ 14.家族の多様化と貧困・社会的排除 15.リスク社会の家族と社会的包摂
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