日常生活やビジネスに必要なことはすべて「戦術」に詰まっている! 本書は、元自衛隊作戦参謀である著者が、自ら考案した本格戦術シミュレーション60題を通して、「戦いに勝つための9原則」[(1)「目標の原則」 (2)「統一の原則」 (3)「主導の原則」 (4)「集中の原則」 (5)「奇襲の原則」 (6)「機動の原則」 (7)「経済の原則」 (8)「簡明の原則」 (9)「警戒の原則」]を解説したものである。▼「戦術」は決して特殊な知識ではない。人間社会やビジネスの世界において、かなり有効な要素を含んでいる。「他人と意見が食い違った場合、どうしたらいいのか」といった日常生活で出合う出来事から、「勝つための目標をどう立てるのか」「急激な戦況の変化にはどう対応するか」などビジネス上の問題まで「戦術」はあらゆる状況・場面に応用が利く。▼現場は刻々変化している。普通に行動したことが戦機を生んだり、危機を招いたりする。冷静に分析しながら的確な判断力が身につく本。
●第1章 戦いに勝つための9つの原則 ●第2章 基本演習 〜敵と味方を考える21の質問 ●第3章 集団における命令の下し方 ●第4章 『Simulation 1 中川盆地における戦闘』 〜問題解決の思考順序を学べ ●第5章 『Simulation 2 海に浮かぶ、仮想島“Q島”』 〜少人数をひきいる現場指揮官の決断 ●第6章 『Simulation 3 Q島における三鷹戦闘団の戦い』 〜大組織を動かす指揮官の決断
レビュー(23件)
指揮の取り方、トップとしての役目を、戦国の時代になぞり現代版としいて描かれている。
趣味の本
戦術論について分かりやすく、簡潔にまとめてあります。最初の部分を除き、質問→回答の形式で進行していくので、若干の考える楽しみも伴います。
戦争の場面に応じた、「あなたならどうする?」的なクイズがたくさんあって楽しめました。もっと堅い内容かと最初思いましたが、意外とビジュアルが多くわかりやすくてよかったです。ビジネスに応用したいです。
三国志とか読むのに役立ちそう・・・と思ったが、そんなことはなかったw 私は軍人ではないので、この本が役立たないのは正解だが、一般のビジネスに結びつけようという記述があるのは、ズレてると思う。
兎に角判り易い本です。非常におススメです。