- 14
- 4.3
認知症の多くは、もの忘れ(記憶障害)から始まります。認知症と診断されたときには、単なるもの忘れとあまり変わりなく、身体は元気でピンピンしていることが少なくありません。 しかし、認知症が進行すると、症状がだんだん悪化し、家族の顔も名前もわからなくなり、できないことが増えて自立した日常生活ができなくなります。だからこそ、大切なのは、いかに認知症を予防するか。 認知症を発症してからでも、投薬したり、進行を抑える努力をしたりすることで、生活の質(QOL)は維持できます。とはいえ、認知症を発症しないに越したことはありません。 認知症の大半は、65歳前に発症する若年性の認知症を除けば、約20~30年かけて脳がじわじわと変化して発症に至ります。いまのところ「もの忘れ」といった兆候がなかったとしても、いまこの瞬間にも、あなたの脳は、認知症へと向かう道を進んでいる可能性があるのです。 脅し文句のように思われたかもしれませんが、そうではありません。逆にいうなら、認知症の発症を食い止める時間的な余裕は十分あるということでもあります。認知症になる前なら、日常生活の小さなとり組みと工夫で発症は防げます。そのために何をすべきかをまとめたのが本書です。 著者自身が日々実践していることとともに、ぜひ参考にしてください。また、認知症の患者さんを抱えるご家族など、介護者へのアドバイスも出てきます。身近に認知症の患者さんがいない方々も、ぜひ自分ごととして参考にしてみてください。
レビュー(14件)
自分は読んでないけど、頑固な父親(最近認知症の前兆あり)に買って渡しました! 頑固な人って自分は大丈夫だ、自分は平気だ、なんで病院も嫌い、人の言ったことは聞かない。なんですが、本とか名医の言ったこととかは素直に聞いたりするんですよね。 なのでそーゆう人にプレゼントする分にはおすすめかなと。 ただ自分はまだ見てないのでまた読んでみたらレビューしまさ
分かりやすく、広範囲な知識も網羅されていて大変役に立っています。
納得
運動が苦手なので思うようにはいきませんし、生活習慣もなかなか変えることが出来ません。でも、人は自分の生き方で変わると思うので努力しようと思いました。
将来認知症になりたくないなぁと漠然と思っていましたが、この本を読むことで、具体的な対策を考えることができました。買ってよかったです。
残念ながら、私の望む内容ではありませんでした。 91歳の医師としては、可 なのでしょう。